「役に立つ本」ばかり読んでいた僕が、小説を読むようになった理由

Audibleおすすめ本

最近、小説をよく読む(聴く)ようになりました。

それまでは、割とビジネス書が多かったんです。だって、役に立ちそうじゃないですか。

  • お金のこと
  • 人間関係の悩み
  • 仕事で困っていること
  • 時間術
  • 英語
  • 趣味として高めたい技術

などなど。読む目的がはっきりしていて、分かりやすい。

特に仕事で忙しくなって追い詰められると、いよいよそうした実用書に答えを求めがちになり、架空の世界・遠い世界の物語からは離れていきました。

Audible(オーディブル)を始めてからも、それは同じでした。

最初は実用書ばかり聴いていた時期があります。

でも、Audible限定で配信されている、とあるポッドキャストを聴いてから考えが変わりました。

それは、「みんなのメンタールーム」です。

みんなのメンタールーム「仕事には文学が効く」

みんなのメンタールームは、設楽悠介さん(幻冬舎)と野村高文さん(NewsPicks)がパーソナリティを務める音声番組です。

最初はこれも、「仕事の役に立ちそう!」と思ったから聴き始めたんですよね。

もちろん、すぐ役立つ情報もあります。でも、それだけじゃありませんでした。

日々の生活を少し豊かにしたり、自分の世界を広げたりするヒントも、たくさん詰まっていたんです。

その第31回の放送で、「仕事には文学が効く」という話がありました。
(再生時間 29:10〜)

これがとても印象的だったので、引用・要約しつつ紹介させてください。

気になる方は、実際の配信をぜひ聴いてみてください。
▶︎ みんなのメンタールーム #31

※「みんなのメンタールーム」はAudible限定配信です。
 再生にはAudibleへの登録が必要になります。

ビジネスパーソンほど、小説を読んだほうがいい

番組内では、こんな話が語られていました。

  • ビジネスパーソンになると、小説を読む数はガクンと減る
  • なぜなら文学・小説は、ビジネスに対して即効性がないから

でも、そういう人ほど小説・文学を読んだほうがいい。

物語を通して得られる価値として、特に印象に残ったのは次のような話でした。

小説は「唯一無二の体験」ができる

これが最も大きな価値です。

ビジネス書を何十冊も読んでいると、「言い方は違うけど、根っこは似ているな」と感じる瞬間が多々あります。悪いことではないけれど、新しく得られるものは少ない。

でも、小説は違います。

一冊ごとに、世界そのものが違う。
価値観も、時代も、登場人物も、文章のリズムも全然違う。

だから飽きが来ないし、「こんな世界があるのか」という新しい発見に満ちている。

読書体験を重ねるほど、まだ見たことがない景色は文学の中に多く残っている。

小説だからこそ描けるものがある

番組では、「小説にもビジネスに役立つ要素がある」という話もありました。

フィクションといっても、現実世界に通用する意義がある。

むしろ、小説だからこそ書ける真実もあります。

人間の複雑さ。
一人の人物の多面性。

また、自分が普段出会えない人たちの価値観や境遇に触れられること。

「こういう人もいるのか」という感覚を物語から得ることは、実はすごく大事なのかもしれません。

世界観に没入することの価値

小説は、読後感や没入感そのものに価値があります。

人の心の機微。
情景描写の巧みさ。

例えば、「青い空だった」ではなく、

「血を縁に残したガラスの破片は夜明けの空気に染まりながら透明に近い。限りなく透明に近いブルーだ。」(村上龍『限りなく透明に近いブルー』)

という表現をする。

こういう文章は、効率化された情報とは真逆です。でも、だからこそ想像力を刺激される。

すぐ役立つわけじゃない。目に見えて人生が変わるわけでもない。

だけど、長い時間をかけて静かに、自分の感性や世界の見え方を豊かにしてくれる。

そんな力がある気がしています。

「大切なことは、あとから人生に追いついてくる」

最近読んだ小説『エピクロスの処方箋』でも、そのようなことが語られていました。

主人公が甥に向けて、難しい本(哲学書)との向き合い方について語るシーンにて。

「大切なのは最後まで読んでみることだ」
「大切な事柄はあとから自分の人生に追いついてくる」

読書との向き合い方としても、生き方としても、とても心に残る言葉でした。

Audibleは「知らない世界を旅する」サービスなのかもしれない

今回は、なぜ僕が小説を読む(聴く)ようになったのかというお話でした。

Audibleはとても便利なサービスです。
でも、「本を聴こう!」というモチベーションがないと意味がありません。

  • 新しい本と出会いたい
  • 新しい世界をのぞいてみたい

そんな人には、Audibleで本を旅するのはかなり面白いと思います。

例えば、「全然、興味がない本」を通勤時間の30分だけ聴いてみる。それだけでも、自分の世界が少し広がる感じがするんですよね。

Audibleはオーディオブックだけでなく、ポッドキャストも面白いコンテンツがたくさんあります。

「みんなのメンタールーム」はAudible限定配信なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

初めての方は「30日間の無料体験」ができます。
体験中の解約もできますので(その場合、料金はかかりません)、ぜひお気軽に試してみてください。

※本記事はAmazonアソシエイトのリンクを含みます。
※執筆時点での記録のため、現在は聴き放題対象外の作品が含まれる場合があります。

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